合氣和道とは、太祖から和道を伝授された宗甫師父(開祖)が、改名し太祖伝心法和道として、始まったものを、心法和道または、心法和(しんぽうやわらぎ)として,師父の友人として伝承された私が、合氣和道と改名し、1997年より京都で、宗甫師父の希望により公開を始めたものである。
なりたち
特 徴
一般の格闘技とは大きく異なり、相手と戦って勝つという目的ではなく、太祖の伝える真の武道、すなわち、相手と和合することにより戦わないところを目指す武道である。
そこには、勝った負けたの差はなく、お互いに錬磨しあうことにより、自分のみの向上に捕らわれることなく、相手の成長にいかに役立てる自分を作り出すかを目的とし、真の人類へのご奉公の道を行うものである。
練習体系
練習の技法には、日本古来の柔術・剣の技法、また古神道体系、中国拳法の技法を利用する。
通常の武道と違い、技の成否を問うのではなく、練習の過程に学ぶところ(和)と自分のコントロール(心と体)を目的とする。特に技の途中で、和の心がとぎれないように行うことが強く要求される。
例えば、一般の武道では相手の隙をうかがい、その隙に攻撃をし、打ち勝つところが常であるが、合氣和道の場合は、相手の隙に自分の氣を恵み合わせ、氣の均衡を図りつつ調和を生成しながら稽古することが出来るようになることを要求される。
すなわちそこには、勝負の区別はなく、和を持って稽古するのである。